オリンピック新種目の山岳スキーとは?ルールと競技性とは?

スポーツ

今回は2026年イタリアで行われる冬季オリンピックの新種目が決った、

山岳スキーについて調べてみましたので紹介します。

新種目山岳スキーとは?

山岳エリアに設定された上り下りを含むコースを、スキーで周回して戻ってくる時間を競うタイムレースです。

東京2020オリンピック開催に合わせて行われたIOCの会議で、

2026年イタリアで行われる冬季オリンピックの新種目が決った。

それはSki Mountaineering、略してSUKIMO(スキーモ)と呼ばれる山岳スキー競技だ。

この競技は登山のー形態ではなく、あくまでスポーツとしてルールを持ったスポーツ競技の一つを指す。


山岳エリアに設定された上り下りを含むコースを、

スキーで周回して戻ってくる時間を競うタイムレースだ。

登りではスキーにシールをつけて登高し、下りはシールを外して踵を固定して滑降する。

またコースの一部の急斜面や岩場などでは、スキーを外してザックに取り付け、

ブーツ歩行で通過するように設定された区間もある。

つまり雪山ツーリングを細かくコース設定し、タイムレースにしたものと言える。

山岳スキーの歴史

山岳スキー競技、もともとはヨーロツパの山岳軍のトレーニングの一環として行われていたレースが発祥と言われ、

ヨーロッパでは人気が高い。

今では、ISMF(The International Ski Mountaineering Federation: 国際山岳スキー連盟)により、

競技ルールや競技会などの体制が確立され、2026年のオリンピックで予定されている競技で人気のスポーツとなった。

2026年のオリンピックで予定されている競技

スプリント: 標高差80mほどのゲレンデ内の斜面の中をスキーで登り、

スキーを外して歩いての登りとスキー滑降を合わせて一周3~5分程度のコースを設定して争われるスピード感あふれた競技である。

混合リレー: スプリントのコースをやや拡大したコースを男女各1名が2周ずつするレースである。

用具

 競技に使われる用具は、山スキーで使われる用具に比べレース用により軽量化されたもので、

例えばブーツは570グラム、スキーは900~1000グラム、ビンディング170~180グラム程度である。

レース用に軽量化を追求している為、価格は高いが、耐久性には劣る。


ちなみに通常の山スキーに使われる用具の重さは、ブーツが1400~1900グラム、

スキー1200~1700グラム、ピンディング560~1500グラムである。

この競技が普及し始めてから一般の山スキー用具も軽量化がすすみ、

特にブーツやピンディングは、20年前の製品と比べると非常に軽量になっている。

これは、特に中高年山スキー愛好家にとって思わぬ恩恵となっている。

競技ルールと魅力

山岳スキーは、スキーでの登りと滑降を組み合わせたタイムレースです。

スプリントやインディビデュアルなどの種目があり、

選手は標高差のあるコースを駆け抜けます。

特に、スプリントは短時間でのスピードと技術が求められ、観客は大興奮するでしょう。 

選手たちのスピード感あふれるレース展開には迫力があり。

彼らの技術と体力は見どころで、特に急斜面での滑降や登りの際のスキー操作は圧巻です。

観客はその迫力に引き込まれ、手に汗握る瞬間を体験することでしょう。

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